【電気工事士1種 過去問】力率を改善したときの送電への効果(H22年度問9)

問題 <H22年問9>
図のように三相電源から、三相負荷 (定格電圧 200 [V]、定格消費電力 20 [kW]、遅れ力率 0.8 ) に電気を供給している配電線路がある。図中のように低圧進相コンデンサを設置して、力率を 1.0 に改善する場合の変化として、誤っているものは。
ただし、電源電圧は一定とし、負荷のインピーダンスも負荷電圧に関わらず一定とする。なお、配電線路の抵抗 r は 1 線当たり 0.1 [Ω]とし、線路のリアクタンスは無視できるものとする。

<解答の選択肢>

  1. 線路の電流 I が減少する
  2. 線路の電力損失が減少する
  3. 電源からみて、負荷側の無効電力は 0 となる。
  4. 線路の電圧降下が 20 [%] 程度増加する

— 答え —
誤っているのは、線路の電圧降下が 20 [%] 程度増加する。

【出典:平成22年度第一種電気工事士筆記試験問9】

<力率改善の問題を今日マスターしたいあなたには>
R3年午前-問9(力率改善とコンデンサ容量)
R2年問7(力率改善と電力損失)
2019年問7(負荷を増設したときの負荷容量)

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まとめ

力率改善の問題は、力率の基礎に加えて電力損失などを伴う複合問題が多い。合格必須項目マスターの習得をお勧めする。

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