問題 <H30年問27>
ライティングダクト工事の記述として、不適切なものは。
<解答の選択肢>
- ライティングダクトを 1.5 m の支持間隔で造営材に堅ろうに取り付けた
- ライティングダクトの終端部を閉そくするために、エンドキャップを取り付けた
- ライティングダクトに D種接地工事を施した
- 接触防護措置を施したので、ライティングダクトの開口部を上向きに取り付けた
— 答え —
ライティングダクトの開口部は下向き。このため、誤りは4の「開口部を上向きに取り付けた」
【出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験問27】
<ライティングダクトを繰返し練習したいあなたには>
・H26年問29(ライティングダクト)
・H24年問25(ライティングダクトの外観)
解法と解説
方針
ライティングダクト工事は 10年で 4回、関連問題も含めると 6回出題の重要問題。確実に早期マスターを。
ふくラボ流攻略法
写真がライティングダクトと照明器具。
(パナソニックHPから借用)
ライティングダクト工事でトレーニングするのは2+3項目。
- 支持点間の距離は 2m以下
- 開口部は下向き(が原則)
- 終端部は閉そく
- D種接地工事(省略可能条件あり)
- 造営材を貫通してはいけない
この2+3項目 をトレーニングして選択肢を見ていくと、
「支持間隔は 2m以下」なので、1はOK。
「終端部は閉そく」なので、2はOK。
「D種接地工事」だから、3はOK。
そして、「開口部は(原則)下向き」だから、4はアウト!
マスター法
特に重要なので、訳が分からなくても必ず記憶すべきなのが1と2。
1.支持点間の距離は 2m以下
2.開口部は下向き(が原則)
残る3以降については、次の方法でマスター。
まず3は、「終端部があきっぱなしだと、見た目格好よくないし、触ったら危ないから、キャップかなんかしたほうがいいよな」と考えて、終端部はキャップすると理解。
次、4は、「部屋の照明器具は 100V。あっても 200V。さすがに 400V はないだろ。だから接地工事は300V以下の D種でいいよな」と理解。
5は…てな感じ。
これで充分。
まとめ
ライティングダクト工事でトレーニングするのは2+3。
- 支持点間の距離は 2m以下
- 開口部は下向き(が原則)
- 終端部は閉そく
- D種接地工事(省略可能条件あり)
- 造営材を貫通してはいけない
類似問題・関連記事
・H30年問27(ライティングダクト)
・H26年問29(ライティングダクト)
・H25年問14(ライティングダクトでひっかけ)
・H24年問25(ライティングダクトの外観)
・H23年問15(ライティングダクトでひっかけ)
・H21年問28(ライティングダクト)
次なる訓練問題
・前の問題(問26)
・次の問題(問28)
・平成30年度(2018年度)問題