問題 <R2年問40>
「電気工事士法」において、第一種電気工事士免状の交付を受けている者のみが従事できる電気工事の作業は。
<解答の選択肢>
- 最大電力 400kW の需要設備の 6.6kV 変圧器に電線を接続する作業
- 出力 300kW の発電所の配電盤を造営材に取り付ける作業
- 最大電力 600kW の需要設備の 6.6kV 受電用ケーブルを電線管に収める作業
- 配電電圧 6.6kV の配電用変電所の電線相互を接続する作業
— 答え —
第一種電気工事士免状の交付を受けている者のみが従事できるのは、1「最大電力 400kW の需要設備の 6.6kV 変圧器に電線を接続する作業」
【出典:令和2年度第一種電気工事士筆記試験問40】
<第一種電気工事士の作業範囲を今日マスターしたいあなたには>
・H30年問38(1種の工事範囲)
・H29年問39(1種の工事範囲)
・H25年問38(軽微な工事)
解法と解説
方針
電気工事士の作業範囲についての問題は、ほぼ毎年1問出題されている合格必須項目。きっちり得点できるように。
ふくラボ流攻略法
第一種電気工事士が従事できる工事範囲は次の通り。
- 一般用電気工作物(二種の範囲)
- 最大電力 500kW未満の自家用電気工作物の受電設備
- 特殊電気工事(ネオン、非常用予備発電装置)は除く
- 電力会社の担当設備(電気事業用設備)は除く
これを元に、各選択肢を吟味していくと、
選択肢1
最大電力は 400kW の需要設備で、6.6kV 変圧器に電線を接続する作業なので、これが正解。
もし正解と自信が持てなかった場合でも、500kW未満 をクリアしているので、「正しいで保留」。
選択肢2
出力は 300kW とクリアしているが、発電所は自家用ではなく電気事業用なので、×。
選択肢3
最大電力が 600kW と、500kW を超えているので ×。
選択肢4
配電用変電所は電気事業用設備なので ×。
結論
こうやって一つずつ吟味していくと、選択肢1が第一種電気工事士の作業範囲=正解と判断できる。
まとめ
第一種電気工事士の作業範囲に関連する問題は、ほぼ毎年出題されているので、きっちりマスターを。
第一種電気工事士が従事できる工事範囲は次の通り。
- 一般用電気工作物(二種の範囲)
- 最大電力 500kW未満の自家用電気工作物の受電設備
- 特殊電気工事(ネオン、非常用予備発電装置)は除く
- 電力会社の担当設備(電気事業用設備)は除く
類似問題・関連記事
・R3年午後-問38(作業範囲と義務)
・R3年午前-問38(作業範囲)
・R2年問40(1種の工事範囲; この問題)
・H30年問38(1種の工事範囲)
・H29年問39(1種の工事範囲)
・H25年問38(軽微な工事)
・H24年問38(軽微な工事)
・H23年問39(1種の工事範囲)
・H22年問38(1種の工事範囲)
・H21年問39(軽微な工事)
・電気工事士作業範囲の解説
同じ年度の問題
・前の問題(問39)
・次の問題(問41)
・令和2年度(2020年度)問題