【電気工事士 技能試験】埋込コンセント・スイッチから単線を抜くときの要注意事項

あなたに、技能試験前にやっていただきたいこと。それは、

埋込コンセントや3路スイッチなどの埋込器具に結線した電線を外す練習をするとき、

  1. ドライバーをまっすぐ上から差し込んでいるか
  2. 電線を引っ張るときに、ドライバーを傾けていないか

これらを、一度、誰か別の人に確認してもらうこと。

この記事が、あなたの技能試験合格のお役に立てば幸い。

埋込器具から単線を抜く練習

スイッチの破壊

まず最初に、あなたに衝撃画像(?)をお見せする。

これは、先週の技能練習会で、私がしでかした結末。

候補問題2の連用枠に取り付けた3路スイッチから電線を外そうとしたとき。

マイナスドライバーを差し込むものの、手ごたえがない。で、むむっとドライバに力を込めたところ、バキッという音とともに、破片が飛び散る。

やっちまった…

で、ですわ。その様子を見ていた学生の T君から、「先生、やると思ったわ」という言葉が。

「なにがぁ?」と尋ねると、「だって先生、斜めに入れてるもん」という返答。

電線を抜く正しい手順

電気書院発行のテキスト「攻略手順」には、次のように記されている。

・埋込器具に結線した電線のはずし方

“端子の横などにある「はずし穴」に、マイナスドライバを溝の奥までまっすぐに差し込みながら電線を引っ張ると抜けます”

自分のクセ

私もこれに倣って電線を抜く作業をしていたつもり。

しかし私は、マイナスドライバをまっすぐのつもりで、右手の方に微妙に倒れた状態で差し込んでいるらしい。T君の見立てでは、これくらいの角度で。

さらに、挿し込んで手ごたえがあってから電線を抜くときにも、互いの手が邪魔になって、ドライバを持った右手を右に倒す癖がある、ということが判明した。

そりゃ、テコの原理で、簡単に壊れますわ…

新しい仲間

というわけで、壊してしまった三路スイッチに手を合わせ、その後、近所のホームセンターで新しい三路スイッチを購入してきた。

(写真左側が新品の三路スイッチ)

今年は、もうスイッチを壊さないようにしよう、と心に固く誓った。

今日の教訓

埋込器具に結線した電線を外す練習をするときには、次の事項を、一度誰か別の人に確認してもらうこと。

  1. ドライバーをまっすぐ上から差し込んでいるか
  2. 電線を引っ張るときに、ドライバーを傾けていないか

この記事が、あなたの技能試験合格のお役に立てば幸いである。

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