【電気工事士1種 技能試験】令和2年度候補問題6は51分で完成

今日、候補問題6を2回練習してみた。そして、作製所要時間が、

1回目:55分48秒
2回目:50分56秒

と、特に2回目は合格には充分な時間であった。

この記事では、早く完成することができた気付き点を解説する。

  • 繰り返し練習は作業時間短縮の唯一&最強の技
  • ハイブリッド方式電線切断も時間短縮に役立っているのでは
  • リングスリーブ接続作業をいかにミスなく速くできるようになるか

あなたの技能練習のお役に立てば幸いである。

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候補問題6の作製練習

作業の微調整

この問題で使用する丸形ケーブルの VVR2.0-3C は未入手。持っているのは、だいたいのホームセンターで購入できる、ビニルキャブタイヤ丸形 VCTF2.0-3C を 20cm ほど。

なので、今回の練習では、

1.VCTF の被覆を電工ナイフで剥く
2.結線作業は VVF2.0 を使う

という2段階の作業を行うことで、VVR作業の代用とした。

あとは、いつもと同じく、KIP電線の代用として、IV電線の被覆を電工ナイフで剥く。

完成品

完成品の写真がこちら。

1回目:所要時間 55’48 (チェック作業を含む)

久しぶりのランプレセクタプル作業で感覚が鈍っているのか、黒電線の心線が長く、ひょっとすると欠陥認定されるかもしれないレベル…

2回目:所要時間 50’56 (チェック作業を含む)

2回目は、1回目でヤバいと感じたランプレセクタプルの心線に気を付けて作業できた。

作業時間

各作業の時間は以下の通り。

作業 1回目 2回目
複線図 7’32 6’23
KIP電線剥き&接続 7’07 5’36
VCTF&VVF剥き 5’51
端子台2次側接続 11’07 7’07
1.6-3C剥き 3’10
3極端子台へ接続 4’07
1.6-2C剥き 4’13
ランプレセクタプル 2’55 2’39
ゴムブッシング取付 1’52 1’25
電線挿入 2’00 2’21
リングスリーブ 5’14 4’57
チェック 2’01 1’09
55’48 50’56

前回の反省会で、ハイブリッド方式で電線を剥く時間を計測すると決めたので、2回目は計測した(1回目は作業を先に進めることに集中したため、計測無し)。

分析と改善点

KIP電線の切断

KIP電線は入手していないので、IV電線の被覆を電工ナイフで剥く作業で代用している。

で、被覆のやわらかいIV電線でも、電工ナイフで6本被覆を剥くのって、けっこう時間がかかる (6本で 4, 5分くらい)。

これが、もっと硬くて、被覆を剥がすときにペンチを使用するKIPだと、今よりもどれくらい時間が加算されるか。

本番では、今の練習よりも余分に時間がかかるはずなので、完成に必要な時間をもう 1, 2分は縮めておきた。

ランプレセクタプル

ランプレセクタプル作業は、約1ヶ月前の個別練習のときには 5分以内でできれば、と考えていた。

今は、電線を剥く作業が時間に含まれていないとはいえ、コンスタントに約3分で作業完了できるようになった。

技能試験は、繰り返しの練習が合格への確実かつ唯一の道だ、ということだ。

ハイブリッド方式電線切断

今回、初めてハイブリッド方式による電線切断&被覆剥きの作業時間を計測してみたが、

・VVF1.6-3C 2本 → 3分10秒
・VVF1.6-2C 3本 → 4分13秒

この作業時間が速いのか遅いのかは、もう少しデータを取得してみないと判断できないが、今の感覚では、もう 30秒ほどは短くしたい、という期待。

だけど、この方式の利点として、目の前で切断されて転がっている電線の本数が2、3本となり、切断した後に「この電線、どこのだっけ??」と迷う時間が無い(少ない)。これはけっこう大きい時間短縮だと考えている。

電線接続

リングスリーブを使った電線接続作業は、時間のかかる作業。前回の問5では、作業にイライラは感じなかったが、それでも所要時間は 14~15分

しかし、この問題6では 6カ所ある接続箇所がすべて2本組。それもあってか、今回の作業時間は 5分前後。本数が少なければ、素早く作業できるようになっているようだ。

もっともっと練習して、3本組までは、ぱっ、ぱっと作業できるようになれれば、合格安全圏にいけると思う。

まとめ

候補問題6を2回練習した。

1回目、2回目ともに、作品のチェックをしても 55分以内で作業を完了させることができた。

この要因として、ランプレセクタプルや端子台への接続作業が、繰り返し練習によって、速くなってきているからだと推定している。

また、ハイブリッド方式電線切断も時間短縮に役立っているのでは、と感じている。

あとは、リングスリーブ接続作業をいかにミスなく速くできるようになるか。

次回、問題7は丸型ケーブルの作業が多くあるので、CVVか VCT を追加購入してこようと考えている。

この記事の解説が、あなたの技能試験合格のお役に立てば幸いである。

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