【電気工事士1種】変流器CTの複線図(R3年度-午後問48)

問題 <R3年午後問48>
⑧で示す部分に施設する機器の複線図として、正しいものは

<解答の選択肢>

【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午後問48】



⑧の機器は CT。正しい複線図は選択肢二

<CT問題を今日マスターしたいあなたには>
R2年問48(CTの接続台数)
R2年問23(CTの用途)
H30年問45(CTの働き)

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解法と解説

方針

CTの外観と複線図はきっちりマスターしよう。

ふくラボ流攻略法

配線図を見ると、機器⑧ は変流器 CT。小電流に変流した信号を過電流継電器に伝え、過電流や短絡電流が流れたときには遮断器をトリップする仕組みになっている。

このとき CT は、

  • R相と T相 に一つづつ接続
  • CTの二次側にD種接地工事を施す

選択肢のイとハは2つの CT の二次側が並列に接続されているので、R相とT相それぞれの電流値を検出・出力することができないため、不適。

ロは CT二次側に接地工事が施されていないので、これまた不適。

したがって、正しい複線図はニ。

まとめ

高圧電路の過電流・短絡電流を検出し、遮断機をトリップするためには

  • R相と T相 に一つづつ接続
  • CTの二次側にD種接地工事を施す

CTで押さえるポイントは次の3つ。

  • 単線図・複線図と接続
  • 機能と仕様
  • 二次側回路の取外し

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・H22年問46(CTの働き)
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