令和4年12月11日(日)に行われる第一種電気工事士技能試験を受験するあなた。
あなたが初受験ならば、定番テキストの最新版(令和4年度版)の購入をおすすめする。
一方、再受験、もしくは2019年度用以降の技能試験対策テキストを持っているならば、令和4年度用テキストを無理に購入する必要は無いかも。
令和4年度用技能試験対策テキスト
(写真は 2019年度(令和元年度)用のテキスト4冊)
最新版のテキストを購入するか?
候補問題は数年間ほぼ同じ
技能試験に関しては、毎年候補問題が10問公表される(このリンクから PDF がダウンロードできます)。
で、ここであなたにお得な(?)情報として、私が確認できる 2019年以降の候補問題はほとんど変更がない、という事実。
令和4年度候補問題と 2019年の候補問題を確認したところ、No.9 以外はすべて同一。
そして、変更があった No.9 も、ランプレセクタプルが露出型コンセントになっていただけ。
というわけで、どの年度のテキストを買うかは、あなたが初受験か再受験かでお勧めが変わってくる。以下を参考にしてほしい。
今年初受験のあなた
あなたが今年、初受験ならば、令和4年度版テキストを購入するのがおすすめ。
昨年までと比べ、令和4年の No.9 が変更になっている。
だから、初受験ならばを最新の令和4年度版を購入するのが良い。
2019年度版以降を持っているあなた
先にも書いたように、今年の候補問題は 2019年度以降の問題とほぼ同じ。さらに、異なっている No.9 もランプレセクタプルが露出型コンセントに変わっているだけ。
このため、あなたがすでに 2019年度以降の技能試験対策テキストを持っていて、よほど分かりにくいという印象がなければ、令和4年用のテキストを無理に購入する必要はない。
それよりも、一刻も早く繰り返し練習をしよう。(ただし、No.9 は露出型コンセントで)
おすすめテキスト
対策用テキストは、「第二種試験のときに使ってむちゃ良かった!」というような特別な思い入れがなければ、定番テキストを選ぶのが吉。
下に4種の定番テキストを挙げてある。ふくラボが独断と偏見(?)で、それぞれのテキストの特徴をまとめたので、参考にしてもらえれば幸い。
ツールボックス「すいっーと」
玄人向き
時間短縮したい人向き
このテキストは非常に大きな特徴が2点ある。
1点目は、「ケーブルの切断寸法」を記載していない点。代わりに、ケーブルを接続する機器を使って、ケーブル長さ(被覆を剥く長さ)を決める方法が記載されている。だから、ケーブルの長さを覚えたくない人向き。
特徴の2点目は、作業時間短縮の技がいろいろ記述されている。だから、技能試験に不合格した私みたいに「作業時間が足りなかった!!」という人は、このテキストが向いているかもしれない。私は、令和2年受験時にこのテキストで時間短縮法を鍛錬したけっか、42分で作品を完成することができた!
あと、技能試験の合否には関係ないのだが、(候補問題を)「わかりやすくするとこうなる」コーナーはけっこう参考になった。
オーム社「公表問題の合格解答」
このテキストの特色は、
・基本作業を詳しく解説してある
・各候補問題の作製手順例を記載
・ケーブルの切断寸法がすべて記載
・よくある質問(FAQ)は参考になる
各候補問題の作製手順例を記してあるので、効率の良い作製手順が知りたいという人は、このテキストがおススメ。
あと、よくある質問(FAQ)は、読んでみて、けっこう参考になった。
電気書院「候補問題できた!」
複線図作成が苦手な人向き
このテキストは、他のテキストより若干価格が高いのだが、複線図の書き方を丁寧に解説してある。だから、複線図作成に時間がかかる、覚えられない、という人は、このテキストがおススメ。
電気書院「候補問題の攻略手順」
・基本作業を動画で見たい人向き
・複線図作成が苦手な人向き
このテキストの売りは、やはり”DVD付き“。基本作業と複線図作成が、動画で解説されている。
文と写真だけでは分かりにくいことでも、動画を見れば一発で分かる、ということも多い。だから、作業を動画で確認したい、という人にはおススメ。
まとめ
技能試験対策用テキストは、定番のものを選べば間違いない。
最新の令和4年度用か 以前の年度用かは、あなたが初受験ならば、令和4年度用をおすすめする。
一方、すでに 2019年度以降のテキストを持っているならば、そちらで十分対策できる。
それらを見て、今日から練習にとりかかろう!
あなたが今年の技能試験に合格することを祈っている。