【電気工事士１種】柱上気中開閉器PASは需要家側地絡事故を検出しLBSを開放(H26年度問46)

問題 ＜H26年問46＞
①で示す機器の役割は。

＜解答の選択肢＞

1. 需要家側電気設備の地絡事故を検出し、高圧交流負荷開閉器を開放する
2. 電気事業者側の地絡事故を検出し、高圧断路器を開放する
3. 需要家側電気設備の地絡事故を検出し、高圧断路器を開放する
4. 電気事業者側の地絡事故を検出し、高圧交流負荷開閉器を開放する

— 答え —
①の機器は、柱上気中開閉器 PAS か地中線用ガス開閉器 UGS。

需要家側で発生した地絡事故が電気事業者側(電力系統側)に及ばないように、高圧負荷開閉器を開放し、事故を起こした負荷側を切り離す。答えはイ。

【出典：平成26年度第一種電気工事士筆記試験問46】

→ PAS/UGS総合問題を繰返し練習するとき
・H25年問30(UGS総合問題)
・H24年問30(GR付PAS総合問題)

まとめ

柱上気中開閉器 PAS と地中線用ガス開閉器 UGS で必ず押さえるポイントは次の通り。

1. 責任分界点と区分開閉器
2. 需要家側地絡事故発生時、電力系統側への悪影響を防ぐ
3. 高圧交流負荷開閉器 LBS を使用
4. 過電流ロック
5. 零相変流器 ZCT と 零相基準入力装置 ZPD
6. 地絡継電器 GR または 地絡方向継電器 DGR

押さえるポイント数は多いが、きっちり理解し数多くの問題を得点源にしよう。

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