問題 <H30年問17>
図は汽力発電所の再熱サイクルを表したものである。図中のA,B,C,Dに当てはまる装置の名称は。
<解答の選択肢>
— 答え —
答えは、Aから順に、ボイラ、過熱器、再熱器、復水器である。
【出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験問17】
<風力発電の問題を今日マスターしたいあなたには>
・H27年問18(ボイラー)
・H25年問17(再熱サイクル)
・H22年問16(再熱サイクル)
解法と解説
方針
汽力発電所のサイクル図は、ポイントを押さえれば融通が利くので、それを使って解答すべし。
ふくラボ流の解説
最重要ポイントである給水ポンプ、過熱器と復水器の位置と問題図とを見比べて欲しい。
(問題図)
すると、B:過熱器、D:復水器とすぐ推定できるだろう。
これだけで、選択肢ハが正しいと判断可能。
あとは(というか、こちらが本題だが)再熱サイクルなので、Cが再熱器。ハで間違いなし。
正攻法の解説
再熱サイクルの特徴は、蒸気タービンの効率を上げるため、
1.高圧タービンを回したあとの蒸気を
2.再熱器に送って再加熱し、
3.それを低圧タービンに送ってタービンを回す方式
図で言うと、赤線の部分。
次、給水ポンプでAに送られた水は、Bを通過してタービンに送られるので、Bが過熱器。
念の為、復水器の位置を見ると、D。
まとめ
1)汽力発電システムでの最重要ポイントは、給水ポンプ、過熱器と復水器の位置。これを押さえておけば、ほぼ解ける。
2)問題が複雑なときには、どこに水が流れ、どこに蒸気が流れているかを書き込む。
3)最後、再熱サイクルでは再熱器があることを覚えておく。
類似問題・関連記事
・H30年問17(再熱サイクル) ←この問題
・H27年問18(ボイラー)
・H25年問17(再熱サイクル)
・H22年問16(再熱サイクル)
次なる訓練問題
・前の問題(問16)
・次の問題(問18)
・平成30年度(2018年度)問題