【電気工事士1種】三相交流電動機をスターデルタ始動するときの接続電線の本数(H30年度問50)

問題 <H30年問50>
10 で示す動力配電盤内から電動機にいたる配線で、必要とする電線本数(心線数)は。

— 答え —
電動機の前にスターデルタ切替機が接続しているので、電線は 6本 必要。

【出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験問50】

<三相誘導電動機の問題を繰り返し練習したいあなたには>
H27年問50(スターデルタ始動器)
H24年問34
R3年午後-問10(電動機の始動方法)

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解法と解説

ふくラボ流解答法

モータは三相だから、3本! とやってはいけない (実は、私もひっかかった)。

要注意なのは、動力制御盤内に描かれたマーク。

これが曲者で、正体は「スターデルタ始動器」。

電動機のシーケンス回路の記事で詳しく解説したが、電動機をスターデルタ始動するときには、電動機の U、V、W端子と、X、Y、Z端子の、計6端子にそれぞれ電線を接続する。

というわけで、電動機の上流側にスターデルタ始動器があるので、電動機に接続する電線は 6本。

まとめ

重要点は2つ。

  1. スターデルタ始動器の図記号
  2. スターデルタ始動回路では、電動機には電線6本接続

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