<問題 2019年問47>
②で示す装置を使用する主な目的は。
<解答の選択肢>
- 計器用変圧器の内部短絡事故が主回路に波及することを防止する
- 計器用変圧器を雷サージから保護する
- 計器用変圧器の過負荷を防止する
- 計器用変圧器の欠相を防止する
— 答え —
機器②は、高圧限流ヒューズPF。計器用変圧器VT のすぐ上流にあるPFの役割は、VTの内部短絡事故が主回路に波及することを防止する。
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・H30年問32(VT定格負担)
・H30年問44(VTの台数)
・H29年問22(VTの外観と用途)
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解法と解説
方針
VTに関する重要事項は次のとおり。
- 限流ヒューズ+変圧器の接続方法(複線図)
- VT二次側機器の交換手順
- 限流ヒューズの主目的
これらを関連付けて理解し、確実に得点できるように。
なお、この問題はH27年問43、H22年問44(PFの用途)と同じである。
ふくラボ流攻略法
PF付LBS や遮断機CB などの電路を開く開閉器の役割は、その機器の下流で短絡事故で大電流が流れたりしたときに、電路をぶった切って(?)、上流の電路を守る。
これと同じで、VTの上流についている PF も、PFの下流の回路、特にVT内部で短絡事故が起こったとき、その悪影響が主回路(高圧電路)に及ぼないようにするのが役割である。
まとめ
VTに関する重要事項は次のとおり。
- 限流ヒューズPF+変圧器の接続方法(複線図)
- VT二次側機器の交換手順
- 限流ヒューズPFの主目的
このうち、VT上流に接続する限流ヒューズの主目的は、計器用変圧器の内部短絡事故が主回路(高圧電路)に悪影響を及ぼすことを防止する。
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