問題 <R2年問48>
③で示す部分に設置する機器と個数は
<解答の選択肢>
— 答え —
機器③は変流器 CT。台数は2台必要。
【出典:令和2年度第一種電気工事士筆記試験問48】
<CT問題を今日マスターしたいあなたには>
・H30年問45(CTの働き)
・H29年問20(CT二次側機器の取外し)
・H29年問46(CTの接続)
解法と解説
方針
変流器CT は 13年で 13回出題の合格必須項目。理解すべき範囲は少し広いが、繰り返し練習して必ず得点できるように。
ふくラボ流攻略法
この問題は、2段階で解く。
- 回路図記号から機器を判断し、外観を選ぶ
- 複線図から、機器の台数を判断する
機器の種類と外観
自分で描いた単線結線図と比較し、機器③は CT と判断する。CT の外観は、ハ・二 である。
ちなみに、イ・ロは ZCT である。きちんと区別できるように。
複線図から台数
CT 部分の複線図は以下である。複線図も CTの重要ポイントなので、確実に描けるように。
この図から、CTは R相と T相へそれぞれ1台ずつ接続する。つまり、2台必要だと判断できる。
以上から、正しい選択肢は 二。
まとめ
回路図記号が、〇印の真ん中を(高圧)電路が通過していれば、変流器 CT。大電流を小電流に変換して、継電器や電流計に送る。
CTで押さえるポイントは次の3つ。
- 単線図・複線図と接続
- 機能と仕様
- 二次側回路の取外し
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