問題 <R2年問19>
配電用変電所に関する記述として、誤っているものは。
<解答の選択肢>
- 配電電圧の調整をするために、負荷時タップ切換変圧器などが設置されている
- 送電線路によって送られてきた電気を降圧し、配電線路に送り出す変電所である
- 配電線路の引出口に、線路保護用の遮断器と継電器が設置されている
- 高圧配電線路は一般に中性接地方式であり、変電所内で大地に直接接地されている
— 答え —
誤っているのは、選択肢4。
【出典:令和2年度第一種電気工事士筆記試験問19】
<変電設備を今日マスターしたいあなたには>
・H30年問19(接地方式)
・H23年問18(接地方式)
・H21年問19(送電線総合)
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解法と解説
方針
変電設備に関する出題は珍しいタイプ。合格必須項目をマスターした後の学習を。
ふくラボ流攻略法
配電用変電所は、送電されてきた特別高圧を 6.6kV に降圧して、我々がよく目にしている一般の電線(配電電路)に送りだす施設。
選択肢を吟味すると…
選択肢1
配電路に送り出す電圧が 6.6kV から外れると、柱上変圧器で 6.6kV → 210V に変圧される電圧が変化し、一般家庭に届く電圧が規定値からはずれてしまう。
そこで、送電を継続したまま電圧タップ切換ができるように、負荷時タップ切換変圧器が設置されている。
選択肢2
選択肢の文章は、配電変電所の説明通りなので、これは〇。
選択肢3
保護協調の問題でときどき出題されるが、配電用変電所の出口には遮断器+継電器が設置される。
選択肢4
配電線路を除く送電線路では、安全確保のため中性点が接地される。
したがって、この選択肢が誤り。
まとめ
変電設備に関する出題は珍しいタイプ。合格必須項目をマスターした後の学習を。
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