【電気工事士1種 技能試験】配線図から複線図を作成するときの手順

ふくラボエレクトリックが推奨する、配線図から複線図を描く順序がこちら。

  1. 機器を配置する
  2. マル秘回路図を隅に描く
  3. 高圧部分を描く
  4. 白ラインを結ぶ
  5. 黒ラインを結ぶ
  6. 残りのラインを結ぶ
  7. 電線のペアと太さ、色を記入
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複線図の作成手順 候補問題1

基本的な手順は、電気書院発行の技能試験テキスト「候補問題できた!」「候補問題の攻略手順」で解説されている手順である。

ふくラボではその手順にいくつかの工夫を入れている。これがふくラボ流マル秘手順である(マル秘というほどでもないが…)。

  1. 機器を配置する
  2. 低圧部回路図を描く
  3. 高圧部分を描く
  4. 白ラインを結ぶ
  5. 黒ラインを結ぶ
  6. 残りのラインを結ぶ
  7. 電線のペアと太さ、色を記入

以下では、候補問題1を例に、ふくラボ流の複線図の描き方を紹介する。

気に入ったら、あなたの本番での手順に採用して欲しい。

機器を配置する

まず、複線図を描く用紙に、配線図に図示された機器を、配線図の位置に合わせてすべて配置する。

  • ジョイントボックスA
  • VVF用ジョイントボックスB
  • 変圧器代用端子台
  • 三路スイッチ&コンセント
  • ランプレセクタプル
  • 両切りスイッチ
  • コンセント
  • 三路スイッチ

低圧部回路図を描く

ふくラボ流の特別手順である、低圧部回路図を、用紙の隅っこに描く。

ランプレセクタプルや引掛けシーリングローゼットなどの負荷は、抵抗負荷抵抗として描く。

高圧部分を描く

高圧部分は、
・変圧器代用の端子台説明図
・変圧器結線図
に答えとなる結線図が書いてあるので、これを(ほぼ)そのまま写す。

それらが描けたら、ジョイントボックスA まで、電源ラインを描く。電源ラインは、変圧器結線図を見れば黒・白が指定されているので、それも記述しておく。

最後に、中性点にB種接地工事となる接地線(緑色)も忘れずに描く。

候補問題1では、
・1Φ2W 100V
・1Φ2W 200V
の2組を描く。

白色ラインを結ぶ

白色ラインを結ぶ。このとき結ぶのは、低圧回路図の中の W線である。

(1) 200V系の白色ライン

(2) 100V系白ライン

黒ラインを結ぶ

施工条件で指示されているように、非接地側電線を黒ライン(Bラベル)で結ぶ。

(1) 200V系

(2) 100V系

残りのラインを結ぶ

残りのラインを結ぶ。このとき、電線の色は(あまり)気にしない。

(1) ランプレセクタプル-3路スイッチ間

(2) 3路スイッチ-3路スイッチ その1

(2) 3路スイッチ-3路スイッチ その2

電線のペアと太さ、色を記入

配線図を見ながら、電線のペアと太さを書き込む。そして、施工条件に指示されていない箇所の電線の色を決める

以上で、複線図の完成。

まとめ

  1. 機器を配置する
  2. 低圧部回路図を描く
  3. 高圧部分を描く
  4. 白ラインを結ぶ
  5. 黒ラインを結ぶ
  6. 残りのラインを結ぶ
  7. 電線のペアと太さ、色を記入

今回ご紹介した方法を実践することで、あなたが1回で電気工事士1種に合格できるように応援している!

他の候補問題の手順が知りたいときは、電気書院のテキスト購入をお薦めする。


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