【電気工事士1種 技能試験】候補問題3の作製練習1回目は59分49秒!

本日、候補問題3の練習をしてみた。

この記事では、作製してみた結果の、手順の分析と対策について解説する。あなたの練習のお役に立てば、幸いである。

候補問題3の作製練習

複線図

描いた複線図がこちら。

作業の調整

部品・線材を全部そろえているわけではないので、以下の部分は代用した。

  • KIP電線はVVFから取り出した単線で代用。本番を想定し、被覆は電工ナイフで剥く
  • VVF2.0 は VVF1.6 で代用
  • 片切スイッチの1個は、極性のないパイロットランプで代用
  • 接地用緑線は白電線で代用

あと、VVF電線の有効利用のため、以前の練習で使用した切断済み電線を再利用。

また、最難関の一つである リングスリーブ 4本圧着は、スリーブ中の在庫が少ないので、電線4本をスリーブに差し込むだけとした。

完成品

完成作品がこちら。

総合タイムは 59分48秒。初めての製作に加え、電線の準備をイレギュラーなやり方でやったために単純に切断していくよりも手間取ったが、制限時間 60分にギリ間に合ったのは良しとできる。

もちろん、今回はリングスリーブ中を圧着していないので、1分超は作業時間が余分にかかると考えておかなければならない。

分析と改善点

今回の練習の分析と改善点は以下の通り。

各作業の時間

各作業の完了時間をみてみると、

作業 所要時間
複線図 8’08”
電線準備 2’08”
端子台に結線 11’54”
ランプレセクタプル 3’38”
引掛けシーリング 2’24”
埋込連用SW & コンセント 4’07”
片切SW 2’41”
リングスリーブ 約23分
差込型コネクタ 約1分
合計 59’48”
予定通りの作業

ランプレセクタプル、引掛けシーリング、単独SW、埋込連用枠&SWコンセントの各作業は、個別練習したときと同等の時間で作業を完了できているので、良し。

リングスリーブ作業

差込型コネクタでの結線作業は、おそらく 1分もかかっていないので、今回の作業で最も手間取ったのは、やはりリングスリーブの圧着である。20分以上かかるのはかかり過ぎなので、今後、猛練習が必要である。

特に、リングスリーブ接続するとき、どの順番で圧着するか、これをきちんと確定しないといけない。

最初は4本組を先に圧着しようと考えていたが、途中で2本組を先にしようかどうしようかと、1分くらい電線を曲げたり伸ばしたりしてしまった。

自分の理想は、作業が最も難しい(被覆部分の高さを合わせるのが難しい) 4本部分を最初に圧着(固定)すること。

しかし、電線の接続ミス(ペアを間違えるミス)を防ぐためには、ペアが分かりやすい2本組を先に固定してしまうほうが良いとも感じる。

これは、他の問題も作製してみて、自分に合う順番を見つける必要がある。

端子台への電線ネジ止め

リングスリーブの圧着と同じくらい練習が必要と感じたのが、端子台へ KIP電線(の代わりの電線)と、VVF2.0(の代わりのVVF1.6)のネジ止め。

フリーの電線1本を1つの端子に接続するのは、なんの苦労もいらない。

しかし、1つの端子に電線2本をネジ止めする箇所では、指で上手に電線を支えていないと、電線1本が端子から抜け出るようにズレてしまった。

また、去年の問題では、太さの異なる電線2本を同じ端子にネジ止めしたが、マジにしっかりネジを締めないと、細いほうの電線が簡単に抜けてしまう。これも要注意点である。

緑電線

番外で、接地線である緑電線を白電線で代用したが、非常に紛らわしかった。このため、明日、緑単線を追加購入してくる予定。

今回の自分の作製手順の分析が、あなたのお役に立てば幸いである。

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