作製時間が60分を超えてしまう候補問題1だが、特訓&手順調整後に4回目の作製をした結果、ようやく60分以内の52分57秒(チェック時間含む)。
1回目:1時間13分00秒(チェック時間を含む)
2回目:1時間4分15秒(チェック時間を含む)
3回目:1時間0分16秒(チェック時間を含む)
個別作業の特訓&調整
4回目:52分57秒(チェック時間を含む)
この記事があなたの技能練習のお役に立てば幸いである。
候補問題1の作製練習パート3
作業の微調整
この問題は、いつものKIP電線代用以外に、
・両切りスイッチ→極性なしのパイロットランプ
・三路スイッチ→片切スイッチ
で代用。
完成品
完成品の写真がこちら。
4回目:所要時間52分57秒
作業時間
前回までの最速3回目と、今回4回目の各作業の所要時間は以下の通り。
作業 | 3回目 | 4回目 |
---|---|---|
複線図 | 6’27 | 6’13 |
KIP電線切断&接続 | 2’36 | 3’08 |
VVF2.0剥き | ↓ | ↓ |
変圧器2次側接続 | 9’10 | 6’28 |
連用枠2連 | 5’20 | 5’33 |
4路SW | 3’49 | 3’23 |
200Vコンセント | 3’16 | 2’30 |
ランプレセクタプル | 4’57 | 4’06 |
VVF1.6-3C剥き | ↓ | ↓ |
右下3路SW | 4’56 | 5’18 |
ゴムブッシング取付 | 1’20 | 1’09 |
電線挿入 | 2’36 | 1’44 |
リングスリーブ接続 | 10’52 | 9’22 |
差込型コネクタ接続 | 2’21 | 2’10 |
チェック | 1’40 | 1’53 |
計 | 1:00’16 | 52’57 |
個別作業の特訓&調整
4回目を作製する前に、次の個別特訓と作業調整を実施。
5.5mm2より線の被覆剥き
より線の被覆剥き用に、HOZANのワイヤーストリッパを持っているが、5.5mm2 を普通に剥くと、より線 3~5本くらいが切れてしまう。
このため、前回まではワイヤーストリッパ―である程度切り込みを入れてから、電工ナイフで最後の切り込みを入れ、被覆を剥いていた。
しかし、特訓により、ワイヤーストリッパ―だけで、かつ短時間で、より線を切ること無く被覆を剥く手順を開発した。
VVF2.0 & 5.5mm2より線の端子台接続
VVF2.0 は端子ネジの位置に合わせて、先端を折り曲げ、長さ調整しているが、折り曲げる練習を繰り返した。
さらに、より線を端子に差し込むときにより線がはみ出ない手順を決めた。
ランプレセクタプル
個別練習では 4分未満でできるようになっていたにもかかわらず、この問題1ではミスったりして 4分超。
そこで、今一度基本に戻り、外装向きの長さ、被覆剥きの長さを、自分が作製しやすい長さに一致するように調整した。
差込型コンセント
差込型コンセントに差し込む心線の長さ調節を、動画で紹介されている方法に変更。
また、細かいことは考えず、ガスガス差し込むように意識改革(やり過ぎて、切断した心線の先っぽを指に突き挿し、電線に血を付けたりしてしまったが…)
アウトレットボックスへのケーブル挿入
これも、丁寧・慎重ではなく、ガスガス差し込むように意識改革。
分析と改善点
端子台へのより線接続
でき上がりは3回目とほとんど変わりはないが、より線の被覆剥きと、端子への接続法の特訓により、3分近くの時間短縮に成功。
ただし、時間短縮には成功したものの、100V用の黒電線の被覆に傷が入っている。心線が見えるほどの傷ではないが、作業が粗くなっているのかもしれない。この点は要修正。
ランプレセクタプル
4分6秒と、ほぼ 4分で完成できたのと、長さの調整により、輪っかをネジ止めするのがやりやすくなった。これは大きな収穫である。
アウトレットボックスへの電線挿入
所要時間は、目標タイムの 3分以内より 1分以上短い 1分44秒。
良かろう。
リングスリーブ接続
今日も1カ所、100V側の黒電線の1本を間違えた。
ただ、3回目の反省から、間違えたら、余計なことは一切せずに即電線を切断して、再接続作業を行った。
1カ所やり直しての9分26秒はまずまずのリカバリーだったと思う。
あとは、ミスしない手順の開発だ。
差込型コネクタ接続
コネクタ側の心線の長さ調整を時間短縮方法でやり、さらに接続後の「キレイ」は求めず、とにかくガスガスと接続。
と、けっこう頑張ってはみたのだが、3回目とは 10秒も短くならなかった。うーむ…
短縮時間
上記の結果、3回目より 7分短縮の 52分57秒で、チェックまで終了。
けっこう、良い感じである。
まとめ
候補問題1の練習 4回目を行った。
個別作業の特訓&手順開発により、3回目よりも7分短い 52分57秒(チェック時間含む)で、作品を仕上げることができた。
個別作業の特訓や調整は、作業時間短縮にはかなり有効であった。
私の体験が、あなたの技能試験合格のお役に立てば幸いである。