【電気工事士1種技能】作業スペースをキレイに保つ切断ゴミの処理切断ゴミ

記事「作業練習は狭い場所で(本番試験の作業スペースは極狭)」で解説したように、作業スペース(机)はかなり狭い。その狭い作業スペースに絶縁被覆や銅心線の切断ゴミが散らばっていると、「作業の邪魔!」と感じることがあり、また思わぬトラブルが発生するかもしれない。

だから、作業スペースは作業中にもできるだけきれいにしておくためにも、切断ゴミは早めにまとめておくのがお勧め。

しかし、まとめるのに時間をかけるのも技能試験本番ではNG。

この記事では、時間ロスを少なく、作業スペースはキレイに保つ方法を紹介する。

普段の練習から意識し実践すると、時間ロスなく作業スペースをきれいに保てるようになる。

切断ゴミのまとめかた

ビニル袋に入れるのは時間のロス

技能試験では、切断ゴミを入れるビニル袋が支給される。これに切断ゴミを入れておけば、この袋をゴミを試験終了後に回収してくれる。

それじゃぁ、この袋に入れておけば良いかというと、注意点がある。

このビニル袋は普通のビニル袋と同じ形状で、「口(くち)」部分が平坦形状。ごみを入れるときには、口を開かないといけない。

だから、切断ゴミが生成する毎に逐一ビニル袋に入れるのは、けっこうな時間ロスになる。

じゃぁ、例えばランプレセクタプル作業をしている間は、切断ゴミは台紙の上に散らばらせて、ランプレセクタプルが完成したら、散らばっているゴミをまとめて入れれば良さそうであるが、やってみると分かるが、一度散らばったゴミをまとめるのも思ったより時間がかかる。

お勧めの方法

お勧めは、入れ口が大きく維持されるカップ状の蓋のようなものを準備する。私は瓶に入ったインスタントコーヒーの蓋に使われている、口径 10cmくらい、深さ 2cmくらいのプラスチック蓋を利用した。

それにゴミが発生する毎に逐一入れていく。

逐一入れるときのやり方は、

  • ビニルシース・縁被覆は、ストリッパで切り込みを入れ手で剥いたら、そのまま入れ物に入れる
  • 心線は、切断するときの「飛ぶ勢い」を利用して、入れ物に入れる

このようにすれば、作業スペースにゴミが散らばらずに、作業しやすいスペースを維持しつつ、大きな時間ロスもない。

あと、私は普段の練習ではカップを2個準備し、心線のような「金属ゴミ」と絶縁被覆のような「不燃ゴミ」を別々のカップに入れるようにしていた。これで、練習を終えるときの跡片付け時間も短縮することができる。

まとめ

作業する毎に発生する切断ゴミは、口径 10cm くらい、深さ 2cmくらいのカップに、ゴミが発生する毎に入れていく。

そうすれば、時間のロスは少なく、作業スペースは常にキレイに維持でき、作業に集中できる。

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