【電工1】地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器(G付PAS)の役割(H24年問30)

問題 <H24年問30>
①で示す地絡継電装置付き高圧交流負荷開閉器(G付PAS)に関する記述として、不適切なものは。

<解答の選択肢>

  1. G付PASは、地絡保護装置であり、保安上の責任分界点に設ける区分開閉器ではない
  2. G付PASの地絡継電装置は、波及事故を防止するため、電気事業者との保護協調が大切である
  3. G付PASは、短絡等の過電流を遮断する能力を有しないため、過電流ロック機能が必要である
  4. G付PASの地絡継電装置は、需要家構内のケーブルが長い場合、対地静電容量が大きく、他の需要家の地絡事故で不必要動作する可能性がある。このような施設には、地絡方向継電器を背地することが望ましい

— 答え —
PAS責任分界点に設ける区分開閉器なので、不適切なのは1。

【出典:平成24年度第一種電気工事士筆記試験問30】

→ PAS/UGS総合問題を繰返し練習するとき
R3年午後-問41(PASの外観)
R3年午前-問30(PASの役割・機能)
R2年問22(PASの外観と役割)

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まとめ

柱上気中開閉器 PAS と地中線用ガス開閉器 UGS で必ず押さえるポイントは次の通り。

  1. 責任分界点と区分開閉器
  2. 需要家側地絡事故発生時、電力系統側への悪影響を防ぐ
  3. 高圧交流負荷開閉器 LBS を使用
  4. 過電流ロック
  5. 零相変流器 ZCT と 零相基準入力装置 ZPD
  6. 地絡継電器 GR または 地絡方向継電器 DGR

押さえるポイント数は多いが、きっちり理解し数多くの問題を得点源にしよう。

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