問題 <H30年問10>
6極の三相かご形誘導電動機があり、その一次周波数がインバータで調整できるようになっている。この電動機の滑りが 5%、回転速度 1140 /min で運転されている場合の一次周波数 [Hz] は。
<解答の選択肢>
(計算問題のため、選択肢は省略)
— 答え —
答えは 60 Hz。
【出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験問10】
<電動機の回転数を今日マスターしたいあなたには>
・H29年問11(三相誘導電動機の回転数)
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解法と解説
方針
三相誘導電動機の計算問題は、「同期速度(回転磁界の回転速度)」と「電動機の回転速度」の公式を覚えているかどうかで決まる。
覚えていれば、公式に数値を代入して計算すればいいだけのサービス問題。
覚えていなければ、さっさとパスしてしまおう。
ふくラボ流解答法
まず、同期速度と回転速度の公式を書く。
次に、問題文で何を求めるかを探す。この問題は一次周波数 [Hz] を求めるから、求めるのは f
そしたら、2つの公式から、f を求められるように式を変形する。こんな形に。
あとは問題文にある値を代入するだけ。
問題文を読むと、電動機の極数 P = 6、電動機のすべり s = 5% = 0.05、(電動機の)回転速度 N = 1140 [rpm] だから、上の式に代入して計算すると、
まとめ
三相誘導電動機の計算問題は、「同期速度(回転磁界の回転速度)」と「電動機の回転速度」の公式
を、覚えていれば公式に数値を代入して計算、覚えていなければさっさとパスしてしまおう。
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