【電気工事士1種 解説】熱量や電動機出力を求める計算問題はまず公式を書く

あなたが合格するための重要キーワード

計算問題はまず公式を書き出す

計算問題が苦手な人の特徴

先日、プラチナグループコースの受講者さんと過去問の答え合わせをしていて分かったこと。

それは、計算問題が苦手な人は、計算問題をなんとなくで解いている

だから、公式をそのまんま使える問題じゃないと解けない。ちょっとひねった問題だと歯が立たない。

具体的なケース

具体的に言うと、H27年問12

問題
定格電圧 100V、定格消費電力 1kWの電熱器を、電源電圧 90V で 10分間使用したときの発生熱量 [kJ] は。

答えは、発生熱量は 486kJ。

この問題を解くのに必要な公式は、

少なくとも最初に下の式 Q=Pt が書ければ、後は、問題文に書かれていない数値を計算で一つずつ求めていけば解ける。

しかし、彼は、あれこれ解き方を説明しようとしてくれるのだが、グルグル回ってしまっている。熱量を求める公式 Q=Pt が出てこないから、頭の中だけで問題文の数値をいろいろいじくって、結局、解答できない。

どうやら、これが計算問題が解けない人の特徴の一つのようだ。

彼へのアドバイス

答え合わせでは、いろいろと質問をして、最終的に正解である 486,000[J]までたどり着くことができた。

そして彼には、計算問題を解くときには、

1.いきなり計算するのではなく
2.必ず公式を書き出すこと。それから、数値を代入していく

と念を押しておいた。

この問題では、熱量 Q を求める公式を書き出すこと。これが最初の一歩。

合格への方法

もし、あなたが計算問題が苦手ならば、

過去問で計算問題を解くとき、まず公式を書き出す
それから、数値を代入していく

これをお薦めする。

頭の中だけで考えるのではなく、手を動かして書き出せば、記憶への定着も早い。

これが合格へ近づく最短の道

今回、例に挙げた熱量を求める問題は 11年で 2回しか出題されていないが、

・電動機の所要出力 (11年で 4回)
・水力発電の発電量 (11年で 1回)
・問1~10までの計算問題

でも役立つので、合格するにはかなり有効な方法。

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