【第1種電気工事士】過去問|単相2線式配電線路における電圧降下と負荷に加わる電圧 (R4年午前-問6)

問題 <R4年午前問6>
図のように、単相2線式の配電線路で、抵抗負荷A, B, Cにそれぞれ負荷電流10A, 5A, 5A流れている。電源電圧が210Vであるとき、抵抗負荷Cの両端電圧Vc[V]は。ただし、電線1線当たりの抵抗は0.1Ωとし、線路リアクタンスは無視する

<解答の選択肢>
(選択肢は省略)

【出典:令和4年度第一種電気工事士筆記試験-午前問6】



抵抗負荷Cの両端電圧Vcは、203V


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解法と解説

方針

配電路の電圧降下・電力損失は、出題パターンが限られているため、解法を一度理解・マスターできれば、あとはいただき問題。合格必須項目をマスター後の早めの習得がお勧め。

解法は

  1. 負荷側の電圧・電流・力率を求める
  2. 配電線路の電圧降下・電力損失を求める

ふくラボ流攻略法

配電線路の電流

負荷 A、B、C は配電線路に対し並列接続。それぞれに流れる電流を電源から図示すると、それぞれの負荷の負荷電流は 10A、5A、5A だから、

この図から、電源-負荷 A 間の電路には 20A、負荷A-B 間は 10A、負荷B-C 間は 5A 流れることがわかる。

電圧降下

上の図の電流が見やすく書き換えると、

負荷 A、B、C ともに抵抗負荷なので、力率 cos θ = 1

すると、配電線路の抵抗成分による電圧降下は V f = I ×R と簡単に求められて、図の赤字で示した通り。

この図から、V C は 203V と求まる。

まとめ

配電路の電圧降下・電力損失は、出題パターンが限られているため、解法を一度理解・マスターできれば、あとはいただき問題。合格必須項目をマスター後の早めの習得がお勧め。

解法は

  1. 負荷側の電圧・電流・力率を求める
  2. 配電路の電圧降下・電力損失を求める

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・配電線路の電圧降下・電力損失の解説

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