問題 <R4年午前問44>
④で示す装置を使用する主な目的は
<解答の選択肢>
- 計器用変圧器を雷サージから保護する
- 計器用変圧器の内部短絡事故が主回路に波及することを防止する
- 計器用変圧器の過負荷を防止する
- 計器用変圧器の欠相を防止する
【出典:令和4年度第一種電気工事士筆記試験-午前問44】
装置④はパワーヒューズ。主な目的は、ヒューズすぐ下流にある計器用変圧器の内部短絡事故が主回路に波及することを防止する
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解法と解説
方針
VTに関する重要事項は次のとおり。
- 限流ヒューズ+変圧器の接続方法(複線図)
- VT二次側機器の交換手順
- 限流ヒューズの主目的
これらを関連付けて理解し、確実に得点できるように。
なお、この問題は2019年問47と同じである。
ふくラボ流攻略法
PF付LBS や遮断機CB などの電路を開く開閉器の役割は、その機器の下流で短絡事故で大電流が流れたりしたときに、電路をぶった切って(?)、上流の電路を守る。
これと同じで、VTの上流についている PF も、PFの下流の回路、特にVT内部で短絡事故が起こったとき、その悪影響が主回路(高圧電路)に及ぼないようにするのが役割である。
まとめ
VTに関する重要事項は次のとおり。
- 限流ヒューズPF+変圧器の接続方法(複線図)
- VT二次側機器の交換手順
- 限流ヒューズPFの主目的
このうち、VT上流に接続する限流ヒューズの主目的は、計器用変圧器の内部短絡事故が主回路(高圧電路)に悪影響を及ぼすことを防止する。
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