問題 <R3年午後問46>
⑥で示す高圧絶縁電線 (KIP) の構造は
<解答の選択肢>
【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午後問46】
KIP電線の構造(断面図)は選択肢二
<ケーブル断面図を今日マスターしたいあなたには>
・R3年-午前問43(ケーブル断面)
・H29年問43(ケーブル種類)
・H27年問49(ケーブル種類)
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・令和3年度-午後問題
解法と解説
方針
KIP電線は、筆記試験では 13年で 2回出題だが、技能試験では必須。
KIPを直接マスターするか、もしくは合格の分かれ道項目の CVケーブルの断面図から消去法で KIP を選ぶか。
正攻法の解説
KIPはキュービクル内の機器配線用の高圧絶縁電線。絶縁被覆はエチレンプロピレンゴム(EPゴム)。
したがって、求める断面図はイ。
ふくラボ流解法
この問題は、頻出のケーブル断面問題の答え方から消去法でいくとうまくいく。
まず、頻出の CVT ケーブルの断面図。これを選ぶときは、CVT がなんの略か、日本語名が何かがヒント。
CVT のうち C は Cross-linked、日本語で架橋の頭文字(CVケーブルの日本語名は架橋ポリエチレン絶縁ビニル外装ケーブル)。
(今回の問題では不要な知識だが、超重要事項なので) CVT の T はトリプルの T。
で、選択肢を見ると、イとロには架橋ポリエチレンがあるので CVケーブル。これは絶対言い当てられるように。ちなみに、イは高圧用、ロは低圧用。
次に、技能試験で使用する低圧部分の IV線(インドア・ビニル線)、VVF ケーブル(600Vビニル絶縁ビニル外装フラットケーブル)の V はビニルの V、塩化ビニル樹脂を指す。これをマスターしておけば、ハは IV “だろう”と推定できる(実際、IV線の断面図)。
よってKIPは、残る ニ が正解。
まとめ
CV ケーブル断面は合格の分かれ道。
CV ケーブルは確実にマスターし、他のケーブルは過去問で出てきたときに。
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