【電気工事士1種 解説】合格必須!ライティングダクト工事に関する出題傾向と対策


ライティングダクト工事は、引掛け問題も含めると 10年で 6回出題の合格必須項目!きっちりマスターを。

合格するための重要ポイントは3+2個。

  1. 支持点間の距離は 2m以下
  2. 開口部は下向き(が原則)
  3. 終端部は閉そく
  4. D種接地工事(省略可能条件あり)
  5. 造営材を貫通してはいけない
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ライティングダクト工事の出題傾向と対策

ライティングダクト工事の筆記試験対策は、3+2個。

必ずマスターするのは

  1. 支持点間の距離は 2m以下
  2. 開口部下向き(が原則)
  3. 終端部閉そく

合格安全圏を確保したいときには、上記の3つに加え

  1. D種接地工事(省略可能条件あり)
  2. 造営材を貫通してはいけない

支持点間の距離は 2m以下

このポイントは文字通り。

ライティングダクトは天井から吊るすことになるが、吊るすための支持金具間の距離2m以下にする。

開口部は下向き

ライティングダクトには専用プラグのついている電灯などを取り付けて吊るす

取付口を開口部と呼ぶが、電灯をダクトから吊るすので、開口部は当然下向きにする。

筆記試験では、「開口部を上向きにした」と書いて、これを誤りと解答させるのが頻出。

終端部は閉そく

ライティングダクトの終端部がこちら(写真は H24年問25から)。

見たら分かるように、ダクトの端まで電圧がかかる導体が組み込まれている。これに人、物が触れると感電事故が起こる。

このため、終端部はエンドキャップなどを用いて閉そくする。

過去問の対策

過去問の傾向は、重要ポイントタイプと外観タイプの2種類。

重要ポイントタイプ

重要ポイントの内容がそのまま出題されるタイプ(問題はH30年問27)

出題された選択肢

  1. ライティングダクトを 1.5 m の支持間隔で造営材に堅ろうに取り付けた
  2. ライティングダクトの終端部を閉そくするために、エンドキャップを取り付けた
  3. ライティングダクトに D種接地工事を施した
  4. 接触防護措置を施したので、ライティングダクトの開口部を上向きに取り付けた

解答するには、選択肢を一つづつ重要ポイントと比較すればよい。

1の支持点間は 2m以下なので、正。

2の終端部を閉そくは正。

3のD種接地は、必須項目ではないので、そんなもんかなぁ…と保留(合格安全圏を狙うなら、これもマスターを)。

で、4。間違えさせる筆頭の「開口部を上向き」。これが誤り。

→ 他の過去問
H30年問27(ライティングダクト)
H26年問29(ライティングダクト)
・H21年問28(ライティングダクト)

外観タイプ

このタイプは、

  • ライティングダクトの写真を見せて、用途を答えさせる(H24年問25)
  • ライティングダクト以外の写真を見せて、選択肢にライティングダクトが入っているひっかけタイプ(H25年問14H23年問15)

いずれも外観が分かれば対処できる。

→ 過去問
H25年問14(ライティングダクトでひっかけ)
H24年問25(ライティングダクトの外観)
H23年問15(ライティングダクトでひっかけ)

まとめ

ライティングダクト工事は、ひっかけ問題も含めると 10年で 6回出題の合格必須項目!きっちりマスターを。

合格するための重要ポイントは3+2個。

  1. 支持点間の距離は 2m以下
  2. 開口部は下向き(が原則)
  3. 終端部は閉そく
  4. D種接地工事(省略可能条件あり)
  5. 造営材を貫通してはいけない

今回ご紹介した方法を実践することで、あなたが1回で電気工事士1種に合格できるように応援している!

関連問題
H30年問27(ライティングダクト)
H26年問29(ライティングダクト)
H25年問14(ライティングダクトでひっかけ)
H24年問25(ライティングダクトの外観)
H23年問15(ライティングダクトでひっかけ)
・H21年問28(ライティングダクト)

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