問題 <R3年午前問24>
配線器具に関する記述として、誤っているものは
<解答の選択肢>
- 遅延スイッチは、操作部を「切り操作」した後、遅れて動作するスイッチで、トイレの換気扇などに使用される
- 熱線式自動スイッチは、人体の体温等を検知し自動的に開閉するスイッチで、玄関灯などに使用される
- 引掛形コンセントは、刃受が円弧状で、専用のプラグを回転させることによって抜けない構造としたものである
- 抜止形コンセントは、プラグを回転させることによって容易に抜けない構造としたもので、専用のプラグを使用する
【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午前問24】
誤っているのは、選択肢4
<コンセントとスイッチ問題を繰返し練習したいあなたには>
・2019年問24(熱線式自動スイッチ)
・H30年問26(コンセント総合問題)
・H24年問26(スイッチ・コンセント複合問題)
解法と解説
方針
コンセントと機能付きスイッチについての総合問題。ややこしいが、これが解けるようになれば合格安全圏に。
ふくラボ流攻略法
各選択肢を吟味していく。
選択肢1:遅延スイッチは、操作後一定時間経過してから接点が開く(OFFする)スイッチ。トイレの換気扇などに使用される。正しい。
選択肢2:熱線式自動スイッチは、選択肢の説明のままのスイッチ。人体の体温などを検地し自動的に開閉するスイッチで、玄関灯などに使用される。
次、選択肢3と4は同時に。
抜止形と引掛形コンセントは、両方ともコンセントプラグが抜けないように、コンセントを挿し込んでから回転させる仕組み。
引掛形は、さらに抜けないようにと、刃が特殊形状の専用プラグが用いられる。
一方の抜止形は、家庭用でもよく見られるコンセントで、普通のコンセントプラグを差し込んで使う。したがって、専用プラグが誤り。
まとめ
コンセントと機能付スイッチについての総合問題。難問で、これが解けるようになれば合格安全圏に。
コンセントの総合問題をクリアするためにマスターすべき(知っておくべき)ことは…
- 250V超えコンセントの出番なし
- 250V以下で使用するので、接地工事はD種(ときどき省略可)
- 差込口で100V(定格125V) / 200V(定格250V)を見極める
- 差込口で一般形か、抜止形/引掛形を見極める
- 引掛形は専用プラグ
- コンセントは”コンセントの定格電流以上の遮断器”で守られた電路に取付
- 医用コンセント
機能付スイッチについては
- 熱線式自動スイッチ
- 遅延スイッチ
- タイマスイッチ
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