問題 <R4年午前問50>
10で示す動力制御盤内から電動機に至る配線で、必要とする電線本数(心線数)は
<解答の選択肢>
(選択肢は省略)
【出典:令和4年度第一種電気工事士筆記試験-午前問50】
動力制御盤内にある機器はスターデルタ始動器。電動機とスターデルタ始動器間は6本の電線が必要
同じ年度問題
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・令和4年度-午前問題
解法と解説
ふくラボ流解答法
モータは三相だから、3本! とやってはいけない (実は、私もひっかかった)。
要注意なのは、動力制御盤内に描かれたマーク。
これが曲者で、正体は「スターデルタ始動器」。
電動機のシーケンス回路の記事で詳しく解説したが、電動機をスターデルタ始動するときには、電動機の U、V、W端子と、X、Y、Z端子の、計6端子にそれぞれ電線を接続する。
というわけで、電動機の上流側にスターデルタ始動器があるので、電動機に接続する電線は 6本。
まとめ
重要点は2つ。
- スターデルタ始動器の図記号
- スターデルタ始動回路では、電動機には電線6本接続
関連問題
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