問題 <R3年午後問41>
①に設置する機器は
<解答の選択肢>
【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午後問41】
①の機器は PAS もしくは UGS。その外観は イ:PAS
<PAS/UGSを繰り返し練習したいあなたには>
・R3年午前-問30(PASの役割・機能)
・R2年問22(PASの外観と役割)
・R2年問46(PASの役割・機能)
解法と解説
方針
PAS と UGS は関連問題も含めると 13年で 30回程度出題されている超合格必須項目。マスターせずに合格することは困難な合格必須項目。今日、マスターしよう。
ふくラボ流攻略法
単線結線図の問題は、とにかく単線結線図を描いて眺めよう。
これから、機器①は PAS もしくは UGS と判断できる。そうしたら、次は外観の判断。
選択肢を眺めると、イが PAS と判断できる。
なお、他の選択肢は
・選択肢ロ 単相変圧器
・選択肢ハ 電力需給用計器用変圧器 VCT ←PASの引っ掛けでよく出題
・選択肢二 モールド型変圧器
まとめ
PAS/UGS は 13年で 30回程度出題されている、マスターせずに合格することは困難な合格必須項目。今日、マスターしよう。
PAS(柱上用気中開閉器) と UGS(地中線用ガス開閉器) はともに区分開閉器。区分開閉器でマスターすべき項目は次の6つ。
- 区分開閉器とは、一般送配電事業者(中電とか)と需要家(会社・工場など)の責任分界点に設置する開閉器のこと
- 区分開閉器には、高圧交流負荷開閉器(LBS) を使用
- 区分開閉器は、地絡保護機器と連携して、地絡電流を遮断
- 他所で発生した地絡のもらい事故を防ぐには、GRではなく、地絡方向継電器 DGR を使う
- 区分開閉器は地絡電流対応であって、短絡電流には対応できない。このため、短絡電流には反応しない(開閉器を作動させない)ように、過電流ロック機構が備わっている
- 地絡事故が電力系統側に波及するのを防ぐため、送配電事業者と保護協調が大切
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