【電気工事士1種】スイッチング動作や放電で高調波を発生する機器の種類(H30年度問21)

問題 <H30年問21>
高調波の発生源とならない機器は。

<解答の選択肢>

  1. 交流アーク炉
  2. 半波整流器
  3. 進相コンデンサ
  4. 動力制御用インバータ

— 答え —
答えは 3の進相コンデンサである。

【出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験問21】

高調波の問題を今日マスターしたいあなたには
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解法と解説

方針

頻出かつ重要問題の進相コンデンサ・直列リアクトルを得点源にするついでに、この問題もクリアしよう。

ふくラボ流攻略法

負荷回路に接続される機器の中には、スイッチング動作や放電を行うことで、電源周波数の整数倍の高調波を発生するものがある。

代表的なものが、半導体スイッチを利用した
整流装置
インバータ
UPS(無停電電源装置)

また、アーク放電を起こすアーク炉などである。

一方、高圧受電設備に用いられる進相コンデンサは高調波を発生しない。

補足
高調波を抑制するのが直列リアクトルで、コイル L とコンデンサ C で LCフィルタ回路を構成し、周波数の高いノイズ(高調波)を抑制する。

まとめ

電源周波数の整数倍の高調波は、スイッチング動作や放電によって発生する。

代表的なものが、半導体スイッチを利用した
整流装置
インバータ
UPS(無停電電源装置)

アーク放電を起こす
アーク炉

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