問題 <H30年問21>
高調波の発生源とならない機器は。
<解答の選択肢>
- 交流アーク炉
- 半波整流器
- 進相コンデンサ
- 動力制御用インバータ
— 答え —
答えは 3の進相コンデンサである。
【出典:平成30年度第一種電気工事士筆記試験問21】
高調波の問題を今日マスターしたいあなたには
・R3年午前-問19(高調波の総合問題)
・H30年問21(高調波の原因) ←この問題
・H22年問20(高調波の原因)
解法と解説
方針
頻出かつ重要問題の進相コンデンサ・直列リアクトルを得点源にするついでに、この問題もクリアしよう。
ふくラボ流攻略法
負荷回路に接続される機器の中には、スイッチング動作や放電を行うことで、電源周波数の整数倍の高調波を発生するものがある。
代表的なものが、半導体スイッチを利用した
・整流装置
・インバータ
・UPS(無停電電源装置)
また、アーク放電を起こすアーク炉などである。
一方、高圧受電設備に用いられる進相コンデンサは高調波を発生しない。
補足
高調波を抑制するのが直列リアクトルで、コイル L とコンデンサ C で LCフィルタ回路を構成し、周波数の高いノイズ(高調波)を抑制する。
まとめ
電源周波数の整数倍の高調波は、スイッチング動作や放電によって発生する。
代表的なものが、半導体スイッチを利用した
・整流装置
・インバータ
・UPS(無停電電源装置)
アーク放電を起こす
・アーク炉
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