【電気工事士1種筆記】高調波の特徴(R3年度-午前問19)

問題 <R3年午前問19>
高周波に関する記述として、誤っているものは

<解答の選択肢>

  1. 電力系統の電圧、電流に含まれる高調波は、第5次、第7次などの比較的周波数の低い成分が大半である
  2. インバータは高調波の発生減にならない
  3. 高圧進相コンデンサには高調波対策として、直列リアクトルを設置することが望ましい
  4. 高調波は、電動機に過熱などの影響を与えることがある

【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午前問19】



インバータは高調波の主要な発生源

高調波の問題を今日マスターしたいあなたには
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解法と解説

方針

高調波そのものについての問題は 13年で 3回出題だが、超必須項目である直列リアクトル SR とセットでマスターしておこう。

ふくラボ流攻略法

問題文は「誤っているもの」だから、3つは正しく、1つが誤り。

各選択肢を吟味していくと…

選択肢2の「インバータ」は高調波の発生源の一つ。これが誤り。

残る3つの選択肢はすべて正しい。

なお、選択肢3:高調波対策として直列リアクトルを設置するのは必ずマスターしておこう。

まとめ

電源周波数の整数倍の高調波は、スイッチング動作や放電によって発生する。

代表的なものが、半導体スイッチを利用した
整流装置
インバータ
UPS(無停電電源装置)

アーク放電を起こす
アーク炉

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