【電気工事士1種筆記】避雷器LAの機能(R3年度-午前問21)

問題 <R3年午前問21>
高圧受電設備に雷その他による異常な過大電圧が加わった場合の避雷器の機能として、適切なものは

<解答の選択肢>

  1. 過大電圧に伴う電流を大地へ分流することによって過大電圧を制限し、過大電圧が過ぎ去った後に、電路を速やかに健全な状態に回復させる
  2. 過大電圧が侵入した相を強制的に切り離し回路を正常に保つ
  3. 内部の限流ヒューズが溶断して、保護すべき電気機器を電源から切り離す
  4. 電源から保護すべき電気機器を一時的に切り離し、過大電圧が過ぎ去った後に再び接続する

【出典:令和3年度第一種電気工事士筆記試験-午前問21】



避雷器の機能として適切なものは、選択肢1「過大電圧に伴う電流を大地へ分流することによって過大電圧を制限し、過大電圧が過ぎ去った後に、電路を速やかに健全な状態に回復させる」

<避雷器 LA を今日マスターしたいあなたには>
R2年問31(LA 総合問題)
H30年問23(LA の役割)
H29年問45(LA の電路(結線図))

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令和3年度-午前問題

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解法と解説

方針

避雷器13年で 11回出題されている合格必須項目

この問題は各選択肢を吟味する必要があるが、解けるように。

ふくラボ流攻略法

避雷器 LA の役割は、雷が発生し受電設備に異常電圧が生じたとき、その異常電圧を速やかに大地に逃がすことで受電設備を保護するのが LA の役目。

そして、この役割を実現するために、避雷器の抵抗材料には、最近は酸化亜鉛 ZnO が用いられている。

この抵抗材料は、普段(6.6 kV) くらいの電圧では絶縁性を保ち、異常電圧などある一定の電圧を超えたときだけ抵抗が急激に低くなる性質をもつ。

この ZnO の働きで雷電流から電路を保護し、異常が回復したら電路を速やかに正常状態に戻す。

正しい選択肢は1。

まとめ

避雷器13年で 11回出題されている合格必須項目。

単線結線図+接地工事がきちんと書けるようになれば、多くの問題が類推と一般常識で解けるサービス問題となる。

確実にマスターして、合格に近づいてほしい。

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避雷器の解説

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