技能試験は、作業の正確性に加え、60分以内という時間制限の中で、作品を完成させる必要がある。だから、手先の器用な人と不器用な人では、器用な人のほうが断然得なのは間違いない。
しかし、不器用だから不利かというと、技能試験に合格するためにはあまり関係がない。
というのも、技能試験では作品のキレイさや短時間で作製できることは試験の評価点ではなく、次の2つで合否が決定されるからである。
- 制限時間内に作品を完成
- 欠陥がない
この記事では、手先の器用・不器用に関係なく、多くの人が合格するためにできるコツをお伝えする。
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技能試験に合格するコツ
戦略を立て、手順を最適化
そこで、合格するために次のことを実施してほしい。
- 作業1つ1つの手順を、ミスなく短時間でできるように戦略を立てる
- 戦略に沿って各作業を個別練習し、あなたにとって最も速くミスのない最適化された手順を確立する
- 完成後に点検する手順を確立する
時間短縮できる作業
上記の1と2について、以下に、器用・不器用関係なく多くの人が時間短縮できる作業を一覧表示した(優先順位順ではない)。
あなたに最適化された手順を確立し、1つ1つの作業を5~10秒ずつ縮められるように、ぜひ参考にしてほしい。
- 複線図を描く場所
- VVFケーブルの切断手順
- 被覆を 10mm 剥く
- KIP電線の被覆剥き
- ランプレセクタプルへの接続手順と方法
- 輪っか作り
- ネジの回し方
- 端子台へのケーブル接続
- 合格クリップの使用方法
- リングスリーブで失敗したときのリカバリー
- スイッチから単心線を抜くときの注意点
- 差込形コネクタへ差込む心線の長さ調整
- 差込形コネクタから心線を抜く練習
- 狭い場所(机)での作業練習
- 作製中の切断ゴミの処理
あなたが最適化された手順・方法で試験に臨み、技能試験に合格することを祈っている。