問題 <R4年午前問29>
点検できる隠ぺい場所で、湿気の多い場所又は水気のある場所に施す使用電圧300V以下の低圧屋内配線工事で、施設することができない工事の種類は
<解答の選択肢>
- 金属管工事
- 金属線ぴ工事
- ケーブル工事
- 合成樹脂管工事
【出典:令和4年度第一種電気工事士筆記試験-午前問29】
施工できない工事は、2「金属線ぴ工事」
同じ年度問題
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・令和4年度-午前問題
解法と解説
方針
筆記試験は 60点でいいから合格!という目標ならば、低圧屋内配線工事の種類等には深入りせず、この記事で紹介するふくラボ流攻略法:絶対に覚えておくべき1項目をしっかり理解すべし。
一方、正攻法の解答が知りたいときには模範解答を。
模範解答
金属線ぴ工事は、次の条件で工事可能である。
- 使用電圧 300V以下 (←低圧は 600V)
- 展開した場所、点検できる隠ぺい場所
- 乾燥場所
問題文は、「湿気の多い場所又は水気のある場所」なので、この金属線ぴ工事は行えない。
ふくラボ流攻略法
絶対に記憶すべき1項目とは、
低圧屋内配線工事のうち
- 金属管
- ケーブル
- 合成樹脂管(CD管は除く)
の3種は、施設場所に制限がない。
これだけは絶対にマスターしておく。
これをマスターしてから選択肢を見ると、
1.「金属管工事」
3.「ケーブル工事」
4.「合成樹脂管工事」
は制限なし!とすぐに分かる。
というわけで、施設できないのは残る 2の「金属線ぴ工事」。
まとめ
— 追加情報 —
上で「合成樹脂管(CD管は除く)」と書いたが、CD管はコンクリートの埋込配管に利用する。
まとめ
低圧屋内配線に関しては、次を必ずマスターする!
低圧屋内配線工事のうち
- 金属管
- ケーブル
- 合成樹脂管(CD管は除く)
の3種は、施設場所に制限がない。
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